- 2005-07-11
- 山行記録
お疲れ様です、下山です。
谷川岳 衝立岩中央稜に行ってきました。
今回はへまばかりで、あまりにもお粗末なのですが…こういうときこそ記録に残しておくべきかなと思うので正直に載せちゃいます。
■日程:2005.7.9(土)
■メンバー:奥薗さん、下山
■タイムスケジュール
起床5:45出発6:00→中央稜取り付き到着7:45
登攀開始8:00−<5h>→衝立岩到着13:00
北稜側?懸垂下降開始13:15−<1h15m>→衝立岩に戻る14:30
中央稜側懸垂下降開始14:40−<3h15m?>→取り付き17:55?−<4h>→出合駐車場21:55
■内容
梅雨模様で、一時は「天候悪化でどうしよう?」なんて弱気になりましたが、泰平さん、佐藤さんの「谷川はとりあえず行かなきゃダメだよ!」と異口同音に後押しされて出発します。
前夜に出合いの駐車場でたまにドアを開けてはしとしとと降り続く雨を恨めしげに見上げながらの宴会です。
翌朝ふっと目を覚ますとあたりは明るい…「寝坊だ!」(頭の中で木村さんの「早起きに技術は要らないよ!」が聞こえてきます)
一の倉は厚く雲に覆われてて、いつ降りだしてもおかしくない感じなのですが…とりあえず南稜の取り付まで確認しに出ようと、あわてて出発!(後で”慌てて”ちゃあいけないと思い知るのですが…)
出だしで雪渓が切れている部分の巻き道がわからず少し時間を食ってしまいます。
雨に濡れるテールリッジは、他に男性3人組、女性2人組が登っています。
中央稜取り付きに到着すると、別に先行していた1パーティーが「濡れててダメだから帰るよ…」と下っていきます。
他のパーティーは南稜方面に出発し、こちらは時間も無いので中央稜に変更して取り付きます。
1ピッチ目奥薗さんリード(以降はつるべ交代にリード)で、登攀開始します。
岩は濡れてはいるものの登攀できないほどではなく、3ピッチ目、4ピッチ目の核心部分もほぼフリー?で「楽しい!」と登ります。
▼3ピッチ目開始

▼4ピッチ目終了

6ピッチ目も終わり、「雨はまだ強くないけど、時間もないし、ここから降りようかな?」とちょっと考えますが、「後は草付の100mだし、衝立岩の下降点も確認しておきたいしなー」と先に進みます。
衝立岩までは、ビレーいらないなと思う場所もありましたが、それなりに岩もあり時間がかかりながら到着。
「山野井さんは、このルートをフリーソロで15分だか30分で登るのか…」と"垂直の記憶"を思い出します。
衝立岩の終了点から少し離れた場所に北稜の下降点らしき場所がありますが、「ホントにここかな?」とトポを何度も確認します。
▼中央稜終了点より、「北稜下降点?」

とりあえず準備して、奥薗さん下降しますが、どうも次の支点が取れそうなポイントが見当たらず、散々迷って、もう一度登り返して往路を下降することにします。
雨もしとしと降っている中、「ちょっと時間がまずいな」と思いつつも、下降を開始します。
濡れた壁やロープ捌きに、思ったよりも懸垂下降の時間がかかってしまい、たまに響く”ゴロゴロどーん”という雪渓の崩れる音?が雷にも聞こえていっそう焦ります。
途中3ピッチ目あたりまで下ったところで霧が流れて、一の倉が見渡せた時は、「あーこんなところを登ってたんだ!」と本で見ていた写真の風景が、眼下に素晴らしい迫力で広がり感動します。
なんとか明るいうちに取り付きに戻りますが、朝の慌てての出発で2人ともヘッテンを車に置き忘れるという大失態をやらかしていて、ここから手痛いしっぺ返しを受けることになります。
濡れたテールリッジの下りはいっそう怖くて時間がかかりますが、慎重にフラットソールをはいたまま下ります。
何とか雪渓にまで到着しますが、ここでほとんど闇になり、気持ちもどんどん暗くなります…「チェルトあるよね?」「でも、降りますよ!」なんて会話をしながら、ハーケン片手にゆっくりと下ります。
一番心配していた雪渓の切れている部分の巻き道も、デジカメの再生画面の明かりを使って見つけると、ウサギが驚いて飛んで逃げていきます。
巻き道から戻り少し下ると、増水して一面川になっています。
少し不安になりながらもぐんぐん下ると、コンクリの上に出て「こんなところに堰堤ってあったっけ?」と奥薗さんとお互いきょとんとした顔を見合わせます。
いやいや、先をみるとずーっと続いていますよ…駐車場まで…「ひゃっほう!」と雄たけびを上げて握手を交わすのでした。
■反省点
いろいろありますが…
・寝坊はいけません、寝坊は…技術が無いならいっそう早出しなくちゃいけません。
・2人とも「ヘッテンはもう二度と忘れないよね…」
・下降点の情報など、初心者2人ならもっと事前の確認をしっかりすべきだった。
・全体的に時間がかかりすぎ、途中で切り上げるべき時点での判断もできなかった。
などなど、他にもいろいろあると思いますが…
■感想
「谷川は行ってみなきゃわからないよ」というのは本当で、予報では翌日もっとひどい雨になるはずだったのに晴れ間がでていました。
無事に帰れたのは"強い雨にならなかった"、"気温もそんなに下がらなかった"、"ロープが引っかかって回収できなくなるような事態にならなかった"、"落石などトラブルが無かった"、"暗闇で巻き道をあっさりと見つけることができた"などラッキーが重なったからだなーとしみじみ思うのでした。
登りは当然楽しんだのですが、自分達のへまで散々な目にあった下降も含めて、それでも「今回のは最高に楽しかった!」と一杯やりながら語り合うのでした。
〜追記〜
コンビニでラーメンを買ってお湯を入れようと準備していると、ほっとして疲れがでたのか、スープの粉をじゃーとゴミ箱に落としているのでした。
奥薗さんに「なにやってるの!?」と言われても「へっ?」と気づかない"ボケ振り"(うーん、こんな感じで山で失敗すると事故につながるんだろうな…)でしたが、このラーメンの旨かった事!「胃に落ちていくのがわかるね…」としみじみと食すのでありました。
谷川岳 衝立岩中央稜に行ってきました。
今回はへまばかりで、あまりにもお粗末なのですが…こういうときこそ記録に残しておくべきかなと思うので正直に載せちゃいます。
■日程:2005.7.9(土)
■メンバー:奥薗さん、下山
■タイムスケジュール
起床5:45出発6:00→中央稜取り付き到着7:45
登攀開始8:00−<5h>→衝立岩到着13:00
北稜側?懸垂下降開始13:15−<1h15m>→衝立岩に戻る14:30
中央稜側懸垂下降開始14:40−<3h15m?>→取り付き17:55?−<4h>→出合駐車場21:55
■内容
梅雨模様で、一時は「天候悪化でどうしよう?」なんて弱気になりましたが、泰平さん、佐藤さんの「谷川はとりあえず行かなきゃダメだよ!」と異口同音に後押しされて出発します。
前夜に出合いの駐車場でたまにドアを開けてはしとしとと降り続く雨を恨めしげに見上げながらの宴会です。
翌朝ふっと目を覚ますとあたりは明るい…「寝坊だ!」(頭の中で木村さんの「早起きに技術は要らないよ!」が聞こえてきます)
一の倉は厚く雲に覆われてて、いつ降りだしてもおかしくない感じなのですが…とりあえず南稜の取り付まで確認しに出ようと、あわてて出発!(後で”慌てて”ちゃあいけないと思い知るのですが…)
出だしで雪渓が切れている部分の巻き道がわからず少し時間を食ってしまいます。
雨に濡れるテールリッジは、他に男性3人組、女性2人組が登っています。
中央稜取り付きに到着すると、別に先行していた1パーティーが「濡れててダメだから帰るよ…」と下っていきます。
他のパーティーは南稜方面に出発し、こちらは時間も無いので中央稜に変更して取り付きます。
1ピッチ目奥薗さんリード(以降はつるべ交代にリード)で、登攀開始します。
岩は濡れてはいるものの登攀できないほどではなく、3ピッチ目、4ピッチ目の核心部分もほぼフリー?で「楽しい!」と登ります。
▼3ピッチ目開始

▼4ピッチ目終了

6ピッチ目も終わり、「雨はまだ強くないけど、時間もないし、ここから降りようかな?」とちょっと考えますが、「後は草付の100mだし、衝立岩の下降点も確認しておきたいしなー」と先に進みます。
衝立岩までは、ビレーいらないなと思う場所もありましたが、それなりに岩もあり時間がかかりながら到着。
「山野井さんは、このルートをフリーソロで15分だか30分で登るのか…」と"垂直の記憶"を思い出します。
衝立岩の終了点から少し離れた場所に北稜の下降点らしき場所がありますが、「ホントにここかな?」とトポを何度も確認します。
▼中央稜終了点より、「北稜下降点?」

とりあえず準備して、奥薗さん下降しますが、どうも次の支点が取れそうなポイントが見当たらず、散々迷って、もう一度登り返して往路を下降することにします。
雨もしとしと降っている中、「ちょっと時間がまずいな」と思いつつも、下降を開始します。
濡れた壁やロープ捌きに、思ったよりも懸垂下降の時間がかかってしまい、たまに響く”ゴロゴロどーん”という雪渓の崩れる音?が雷にも聞こえていっそう焦ります。
途中3ピッチ目あたりまで下ったところで霧が流れて、一の倉が見渡せた時は、「あーこんなところを登ってたんだ!」と本で見ていた写真の風景が、眼下に素晴らしい迫力で広がり感動します。
なんとか明るいうちに取り付きに戻りますが、朝の慌てての出発で2人ともヘッテンを車に置き忘れるという大失態をやらかしていて、ここから手痛いしっぺ返しを受けることになります。
濡れたテールリッジの下りはいっそう怖くて時間がかかりますが、慎重にフラットソールをはいたまま下ります。
何とか雪渓にまで到着しますが、ここでほとんど闇になり、気持ちもどんどん暗くなります…「チェルトあるよね?」「でも、降りますよ!」なんて会話をしながら、ハーケン片手にゆっくりと下ります。
一番心配していた雪渓の切れている部分の巻き道も、デジカメの再生画面の明かりを使って見つけると、ウサギが驚いて飛んで逃げていきます。
巻き道から戻り少し下ると、増水して一面川になっています。
少し不安になりながらもぐんぐん下ると、コンクリの上に出て「こんなところに堰堤ってあったっけ?」と奥薗さんとお互いきょとんとした顔を見合わせます。
いやいや、先をみるとずーっと続いていますよ…駐車場まで…「ひゃっほう!」と雄たけびを上げて握手を交わすのでした。
■反省点
いろいろありますが…
・寝坊はいけません、寝坊は…技術が無いならいっそう早出しなくちゃいけません。
・2人とも「ヘッテンはもう二度と忘れないよね…」
・下降点の情報など、初心者2人ならもっと事前の確認をしっかりすべきだった。
・全体的に時間がかかりすぎ、途中で切り上げるべき時点での判断もできなかった。
などなど、他にもいろいろあると思いますが…
■感想
「谷川は行ってみなきゃわからないよ」というのは本当で、予報では翌日もっとひどい雨になるはずだったのに晴れ間がでていました。
無事に帰れたのは"強い雨にならなかった"、"気温もそんなに下がらなかった"、"ロープが引っかかって回収できなくなるような事態にならなかった"、"落石などトラブルが無かった"、"暗闇で巻き道をあっさりと見つけることができた"などラッキーが重なったからだなーとしみじみ思うのでした。
登りは当然楽しんだのですが、自分達のへまで散々な目にあった下降も含めて、それでも「今回のは最高に楽しかった!」と一杯やりながら語り合うのでした。
〜追記〜
コンビニでラーメンを買ってお湯を入れようと準備していると、ほっとして疲れがでたのか、スープの粉をじゃーとゴミ箱に落としているのでした。
奥薗さんに「なにやってるの!?」と言われても「へっ?」と気づかない"ボケ振り"(うーん、こんな感じで山で失敗すると事故につながるんだろうな…)でしたが、このラーメンの旨かった事!「胃に落ちていくのがわかるね…」としみじみと食すのでありました。
- Newer: ヨセミテ3泊4日・・・
- Older: B3ChampionShip 2005
コメント0
Trackback+Pingback:0
- TrackBack URL for this entry
- http://marmot.blog7.fc2.com/tb.php/26-6b43a277
- Listed below are links to weblogs that reference
- 谷川岳 衝立岩中央稜 from 山岳同人 マーモット

