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ヨセミテクライミングツアー Part1/9"ドタバタ出国編"

Category : 山行記録
2007年10月17日(水)
東京 →ロサンゼルス → MERCED
泰平さん、渡辺さん、下山3人のヨセミテクライミングツアー。出だしから泰平さんのパスポート間違えにより離陸できないと言う波乱の展開に…。泰平さんを残して2人で出発し、不安と疲れの中なんとかMercedのモーテルに到着するのでした。

Motel6

Thursday, October 18,2007
MERCED → YOSEMITE
疲れと時差ぼけで昼前に飛び起きた2人はMercedでレンタカーを調達し、いざヨセミテへと意気揚々と出発。壮大な景色に圧倒されつつヨセミテ入りしてCAMP4に無事テントを張ると、なぜか隣のテントはパイネのゴアライト…意外な出会いもあり楽しく最初の夜を過ごすのでした。

Camp4 リスが居ます

「シモムラ様、シモムラ様、加藤様が出発ロビーでお待ちです」海外旅行傷病保険の加入用紙に記入していると、ふとアナウンスが耳に飛び込んできた。「シモムラって…また間違ってるよ」とぶつくさ言いながらも、重い荷物を引きずるように空港内を走って出発口を目指していると「おーい」と呼び止める声がする。
振り返ると、渡辺さんが渋い顔をして立っている。「泰平さんパスポート間違っちゃってさ、取りに戻ってる」「え~?間に合うんですか?」「多分駄目だよ、間に合わなきゃ、二人で行っちゃおう」
とりあえずチェックインすることにして、何時まで待ってもらえますか?と交渉。「特別に待つとして出発時間の10分前までに到着したなら…」という返事をもらう。とりあえず必要なものを考えて共同装備のテントを引っ張り出す。重量制限を大きく越えているな、と考えサブザックを取り出して機内持ち込みにする。
時間はほとんど無い中、必要な物はなんだ?とフル回転で考えて、渡辺さんは地球の歩き方を購入。自分は再度チェックインカウンター向かい、予備の航空券の控えとなるプリント、アムトラックやレンタカーにモーテルの予約のコピーなど泰平さんが組んだプランを追いかける元となる紙面を探して抜き取る。雨蓋に入っているビールの空き缶と柿がなんだかおかしくも哀しい。
「おーやばかったぜい」と笑いながらやってこないかなと座席でじっと待っているが、無常にもドアは閉まり、大韓航空001便は日本を飛び立つのだった。

そもそも今回の旅は、自分が仕事を辞めることになり、どこか海外行きましょう!と泰平さんに相談したのがきっかけだった。ヒマラヤのトレッキングピークを考えてもいたが、2週間ではきついな…ということでヨセミテに決定。その後はあっという間に話を進めてくれる泰平さんにまかせっきりで、自分は何の下調べもしないでまかせっきりになっていた。

「うーん、このままではまずい」と機内で地球の歩き方を調べ、ロスのアムトラックの駅がUnion Stationであり、そこまでFLY AWAYというバスが格安で走っていることがわかり、入国の方法やロスの空港の様子など何となく見通しが立ってくる。
■機内で記入したメモより…結構真剣に考えてたんだな…
“コレクトコール”で確認する
Q1.来るか、来ないか?
Q2.支払済みでキャンセルできないもの
・バス
・アムトラック
・マッセドのモーテル
・レンタカー
Q3.来る場合
・ロスで待つか?
・マッセドで待つか?
・マッセド→ロスで合流
・キャンプ4
Q4.来ない場合
・泰平さんプランでヨセミテ
・ロスからレンタカー
→連絡つかない場合はQ4

機内の夕食はビビンバで、なかなか美味しい。ビールはニュージーランド産やドイツ産を次々頼みこちらもなかなかよろしい。食後にコーヒーとウィスキーを頼むと、スコッチ系ではなく慣れ親しんだバーボン系の味。うひゃうひゃと調子に乗って、ミニボトルをそのままちょうだいとお願いするとジャックダニエルだったことで上機嫌。なんだか面白くなってきたなと気を取り直す。
一眠りして朝食はオムレツ。渡辺さんは長い休みを前に仕事が立て込んでいたせいでかなりお疲れの様子。「泰平さんなんとか翌日でも良いから来てくれ!」と願っているうちにロサンゼルスに到着。

とりあえず入国審査を済ませ、荷物を受け取るとまっすぐに電話へ向かう。正直電話のかけ方も良くわからないので地球の歩き方で調べてコレクトコール!(日本は深夜だが、これぐらいは遅刻の罰だな…フッフッフ)だいぶ待たされたが、「加藤様におつなぎいたします」というオペレータの声にまずは一安心。
「おーすまんな~」といつになく殊勝な様子の一声。「頼みますよ~」と笑ってしまうと少し調子が戻って「いやー3時ちょうどについたんだけどさ…」国際電話も高いのでココで準備していた質問を繰り出す。結果はさすがに急ぎでチケットをとるとなると高すぎて無理。あとは2人で何とかやっていくしかない。クレジットカードで支払済みのアムトラックなどキャンセル不可のものもあり、泰平さんのプランで行こうと決める。

さて、空港を出てUnion Stationへと向かう“FLYAWAY”のバス停らしき場所で待つが、なかなか来ない。ほんとにココかな?と2人して不安になるが、到着したバスの運ちゃんに聞くとココで間違いないから待っていろという。
あたりを見渡して、「あーアメリカに着いたんだな~」と思うが、不思議とあまり感慨も無い。
やっと到着したバスの運ちゃんは少し無愛想ながら、そこに荷物を置けと言って荷物をぶち込んでいる。料金の払い方もわからず不安だったが、30分ほどで到着したUnion Stationのバス停で料金の3ドルを支払う。しかーし、後で良く見るともらったチケットは$4になっていて、どうやら地球の歩き方の情報が少し古かったようだが、受付のお兄さんはまったく確かめようともせず受け取っていたのでこちらも気にしていなかった。
Union Stationは石造りで歴史のありそうな立派な建物。チケットカウンターへと向かうが、結構距離がある長い廊下を歩かされ、重い荷物がずっしりと食い込んでくる。

さて、次の関門はAmtrakのチケット受け取りで、帰りの泰平さんの分をキャンセルできないか?と頼むこと。予約のプリント紙面を差し出す。「予約されたチケットは既にクレジットで決済済みなので変更できない」とすげなく断られあきらめる。なんだかおばちゃん真剣に(目つきが突然変わったのよ…)紙面を見詰めたのちなにやら言っている。「うーん分かんねえな」と思っていると、徐にディスプレイをくるっとこちらに向けてこれを見ろと言うが、事情が飲み込めない。仕方が無いと思ったのか、今度は紙に大きな字で書き出す。“1:25AM”そしてAMの下に線を引く。夜中の1時?いやいや昼の1時の筈だよと予約の間違いに気づいて思わず「really」(lとrの発音は気をつけなくっちゃ…と思ってる自分にちょっと笑い出しそうになりながら、しかも突っ込んでる相手は受付のおばちゃんじゃあなくてココにはいない泰平さんなんだよね)大げさに発音しながら、何とかならない…と粘ってみる。おばちゃん「駄目、既に出発してるの」と言ったまま、「困ったな…とにかく今日のうちにMercedに行かなくてはならないから…」と我々がぶつぶつ言うのを聞いていたが、他の客も待っているし「もういい、こっちで全部やってあげる」とばかりにバシバシとチケットを打ち出して「サインしなさい!いいからぜーんぶサインしなさい!!」と迫ってくる。(怖いよ~~)仕方なく全てサインして、ついでに新たな次の電車のチケットも泰平さんのカードで決済して(ゴメン泰平さん…だって~「このカードでいいわね!」って言うおばちゃんの顔が怖かったんだもん)すごすごと出発口に向かう。重い荷を引きずるようにぐったりとBakersfieldまでの連絡バスに乗り込む。(※後日談で帰国後わかったことだが、全ていったん決済後にキャンセル分が返金されていた。おばちゃん良い人だったんだ!ありがとう。)

バスは広くて快適。体の大きな運転手がなにやら注意事項らしきことを喋っている。内容は良くわからないながらもリズム感がよくて、キング牧師のスピーチを思い出す。3時間ほどでBakersfieldへ到着。
アムトラック
小奇麗な駅にAmtrakが止まっていて、大きな列車を見るとわくわくしてくる。荷物を預けて列車に乗り込むが、席がわからず右往左往。車掌になんとか確認したところ、どこに座ってもOKということなのに、なぜか行儀良く並んで座る日本人2人。Amtrakに乗り込み“世界の車窓から”のテーマソングにのってとりあえず何か食いたいと思うが、渡辺さんはぐーったりした様子で乗り気でない。一人で車内のカフェに向かい、結構高いな…と安いホットドック$3とコーヒー$1.25を頼む。コーヒーについて何かウェイトレスに聞かれるが意味がわからず「パードン?」と言うと、困った顔で他の客と目配せされてしまいちょっと傷つく…。一人でのんびり外を見たり、本を読んだり、メモを書いたり…しょっぱいホットドックとコーヒーを楽しむ。
車窓に映る風景はいかにもアメリカ!牧場では牛でさえ群れを成さず、ペアでのんびりしていたり、一頭だけで考え事していたり…個人主義の国だな…と勝手に合点する。

3時間ほどでMercedの街に到着。こじんまりした街だなというのが第一印象。駅前でタクシーを捜すが、田舎町のせいかまったく見当たらない。電話で呼ぶぐらいなら歩く…と二人でとぼとぼ歩きだす。街は横向きに数字、縦向きにアルファベットの通りで区分けされていて、駅があるのは25thストリートとJストリートの辺り。目的のモーテル、その名も“モーテル6”は16thストリートとVストリートの交差点にあるらしいと歩き出すが、数字の1を減らすのに結構な距離を歩くことに気づく。駅はどうやら街の外れにあるらしく、だんだんメインストリートらしく賑わってきて、アホみたいに荷物を抱えた東洋人二人がスターバックスなどでくつろいでいる人々の好奇のまなざし?を受けながら歩いている。歩き続けるうちに幾つものモーテルを過ぎて、街の様子が変わり、タイヤ屋やカーディーラーばかりのいかにも街はずれという雰囲気の場所になってくる。「これまでの経緯もあるし、この地図の星マークは正しいのだろうか…?」と悶々としながらも目的の交差点にたどり着くが、モーテルも隣にあるはずのエンタープライズというレンタカー屋も見当たらない。カスタムショップらしき店前で喋っていたおじさん二人に「エクスキューズミー、このモーテルはどこですか?」と話しかけると2ブロックほど行ったところだよということで一安心、今夜の宿となるモーテル6を見つけたときは心底ホット一息。予約の紙を見せて、チェックイン。

とりあえずビールが飲みたいということで、メインストリートのスーパーへ二人で向かい、それぞれ買い物をすることに。泰平さんがいたら馬鹿でかいワインとか買って、「皆で宴会だー!」と盛り上がったんだろうな…とぐずぐず考ええてしまうが、ここは控えめに普通のボトルのワインとビールを購入。レジに並ぶと渡辺さんが10代と思しきレジの女の子にIDを見せろと言われていて、2人で大笑い。彼女もIDを見せろといった相手が、きっと彼女の父親より年上だったろうからびっくりしただろうな…。モーテルの傍のファーストフード屋でタコスを頼み、ジュースは要らないというとジュース込みのセットであるCombo料金より高い。注文が終わった後で「次からはComboにするべきね…」と言われ、「この小娘め…やられた」と悔し涙を流すのだった。
部屋に戻ると、突然電話が鳴り出す。躊躇しながらも電話に出ると泰平さんからで、渡辺さんも部屋でくつろいで泰平さんと話をすると落ち着いたようで、少し笑顔が戻ってきて話も弾む。
ぐったりと疲れているのに夜中に目が覚める。やれやれ、どうやら時差ぼけになってしまったようだ。

Thursday, October 18,2007
MERCED ~ YOSEMITE

翌朝目覚めると、11時をとっくに過ぎている…。ガバっと起き出して、渡辺さんを起こすと「俺の時計だとまだ7時台だよ」と言っている。時計トケイ…とテレビをつけるが、どこにも時刻表示などない。急いでズボンとシャツを着て、外を歩くメイドのおばちゃんに声をかけ、あせっているせいか自分の時計を指しながら今何時?と聞いてしまう。おばちゃん、怪訝そうな顔をして時計を見ながら「うーん、11時15分ね。あんた達12時にはチェックアウトだよ!」と言って、さっさと行ってしまう。
ゆっくりと朝食食べてから、レンタカー屋に朝一行って、モーテルに車で乗りつけて悠々荷物を積み込んで出発!と思ってたのに。慌てて荷物を片付け、受付の無料コーヒーを一杯だけ飲んでチェックアウトし、荷物一式背負ってレンタカー屋に向かう。
予約の紙を見せたらそれでOKかな?と思ったら、やはりいちから受付の様子。結構ちゃんとチェックをしているようで、世界の免許の参考書?を見ながら、いろいろチェックしている。
何か聞いているので単語を辞書で調べると、免許の更新期限…そんなの見ればわかるじゃんと免許証を見ると“平成24年“と記載。これじゃあわからんかと2007が19、24と書いてあるから、2013までOKだとか説明する。その後は住所と電話番号を教えろと。うーん、電話は無い。住所はヨセミテ公園だと言うが、それでは入力できない…困ったなーという顔をしているので、地球の歩き方を見ながら、カリービレッジの電話番号と住所を教える。マッセドで車を借りる客はほとんどヨセミテだろ?と思うがまあ丁寧に対応してくれているし仕方ないな。

車を手に入れるとなんだか大人になった気分。ワイパーを何度も動かしながらも意気揚々とマッセド市内を抜けて、直通の140号線を走る。
広大なブッシュとなだらかな丘の景色が延々と続く中を、制限速度を守って渡辺さんが慎重に運転。やがて山間の道を抜けると公園のゲートに到着。$20の入場料を払ってArch Rockくぐって公園内を進む。しばしEL Capitan Cathedral Rockのスケールの大きさに圧倒される。
Camp4でとりあえず3日分の申し込みを済ませると、料金はテント数に関係なく1人1日$5とのこと。割り当てられたトイレ横のサイト9へ向かうと、パイネのゴアライトが…これはきっと日本人だろうと、なんだかほっとするのが我ながらちょっと情けないところ。
マウンテンショップを確認し、ビレッジストアで買い物を済ませて戻り、今夜の夕食はパスタのマッシュルームクリームソース和えでなかなか旨い。じきに、隣のテントの青年が戻ってくるとやはり日本人で、お互い自己紹介をすると、名古屋の神林さん。東海山岳会というのを聞いて、何となくピンとくる。
2006年の正月の屏風岩で我々が雪洞で宴会して撤退したときに、1パーティーだけ気合を入れて東稜を登っていて、それが東海山岳会のパーティーだったのだ。「おととしの正月屏風岩にいなかった?」と聞くとやはり当たり!「雪洞掘ってる奴らがいたでしょう?」と聞くと「あー、やたら良く喋る人の居た…」ということで、なんだか盛り上がる。
東海山岳会の神林さんと

じきに、2人の日本人がやってきて合流。泰平さんから名前を聞いていた南裏さんと、京都の出村さん。
離陸できなかった泰平さんを肴に、皆で一緒に酒を飲む。
しばし飲んで、皆より先にテントにもぐり込む。やはり時差ぼけか、夜半に目覚めてトイレに行く。Big Columbiaを触って、傍らの石に横たわって星を眺める。神林さんは日本と緯度が同じぐらいだから星はほとんど同じですよと言っていたが、なんだか見慣れないような気がして、やっと外国に来たんだなと感じる。「泰平さん来なくちゃ駄目だよ」とボソッとつぶやくのだった。

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  • Author:山岳同人 マーモット
  • 山岳同人マーモットは、山に関する活動をオールラウンドにやっています。各々が自分の山を自分のペースで楽しんでいる会です。
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