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一ノ倉沢・烏帽子岩 南稜

振り向けば

2年前の“暗闇雪渓彷徨サービス残業の中央稜”以来、2年越しに念願の南稜を登ってまいりました。

【メンバー】奥薗さん、下山
【日程】2007.7.28

目標は楽しく宴会登攀すること…でもあるのですが、何より明るいうちに残業なしに戻って宴会すること!
で、東京出発時にまずは明日のメニューを打ち合わせ買出しに精を出す二人…豚しゃぶとビール等を大量に買い込み出発します。

さて本題の登攀ですが、朝4時半起床、5時過ぎ出発します。
巻き道より一の倉

□アプローチ

雪渓は切れていて、ヒョングリの滝はすでに出てしまっています。高巻きするため、左岸から右岸に渡る箇所は昨年の10月に敗退したときにわかってはいたのですが、少し先にフィックスロープが張られているので試しに進みます。しかしすでに雪渓が切れていて、そちらは使えそうになく、元に戻って少しビビリながらも斜面を降りて渡ります。
雪渓まで懸垂下降をしようかと思っているとフィックスロープがあり、そちらを利用して下ります。雪渓はまさにギリギリという感じでそろりそろりと渡ります。
テールリッジを登る頃は天気も快晴で汗だくです。中央カンテ・変形チムニーを登ったときのように今日は暑くなるな…と言いながら登ります。
先行は1パーティーだけのようで、テールリッジの下から見るとすでに中央稜に取り付いています。
□登攀
7時20分に南稜テラスに到着し、7時40分に登攀開始。
下山先行にてつるべで登ります。
涼しい風が吹いていて思ったよりも暑くならず、岩も乾いて快適です。
岩燕になりたいね〜なんて口にしてしまうほど、風を切ってびゅんびゅん気持ちよさそうに岩燕が飛びまわっています。
ときおり轟音とともに雪渓が崩れているようで、帰りが気になりますが…。
最終ピッチのフェイスを奥薗さんが快調にリードをして9時40分に登攀終了!
最終ピッチを登る
▲最終ピッチ
「あれ?これでもうお終い?」「いやーまだまだ登り足りないね〜」などとにこにこと軽口を叩く余裕の二人ですが「あまり調子に乗ると、後で痛い目にあうからネ…」と軽く食事を済ませて下降に移るのでした。
イヤーお疲れさん!
▲イヤーお疲れさん
登攀完了 まだ9時台っス!
▲まだ9時台っス!
□下降
懸垂下降は途中で登ってくるパーティーを待ちながら下ります。「良い天気ですねー」と声をかけると「夕立が心配ですねー」という話になります。南稜は後に2パーティーで我々とあわせて3パーティー、中央稜は1パーティーと本日の一ノ倉は4パーティーだけで好天にもかかわらず少ないなーと感じます。
風はあっても暑さに少しバテ気味でテールリッジを下りますが、徐々に風が強く雲も出てきます。
□本日の核心
うーん、雪渓と高巻きの登り返しだけは夕立にあいたくないな…と思っていると、ちゃーんと谷川の神様が「あれ、今日は物足りないって?」と聞いていたのか、テールリッジの終わりごろからポチポチと降り始めます。
雪渓はかなりやばそうで、対岸に渡って行こうかなどと迷いますが、雪渓の上を行くことにします。とりあえずロープをつけて渡り終わる頃には本降りの雨…2年前の中央稜を思い出します。
行きの雪渓
▲行きの雪渓
帰りの雪渓
▲帰りの雪渓

奥薗さんも無事渡り終え、ドロドロの斜面を、フィックスを頼りに登りますが、雪渓を離れるとフッと気温が高くなり、濡れているのも気にならずあせる気持ちも不思議に収まっていきます。
高巻きからドロドロの山道を下って、右岸から左岸に戻る地点でまたロープを出します。
無事に沢を渡って踏み跡に戻るとホット一息、不思議に雨もやんでいます。
南稜へのアプローチの偵察に来ていた方としばらく話をして、2時ごろ駐車場に到着。
□宴会
ビールを冷やして、荷物を乾したり整理したり…あとは楽しく宴会突入。
おつまみ、豚しゃぶ、ビールが終わるとビールもどきにワイン…途中で疲れて寝てしまいました…。夜半に目覚め、雲が流れる一ノ倉を眺めながら一人酒を飲むのでした。

コメント1

ぞの URL 2007-07-31 (火) 10:45

お疲れでした。今回は景色や他のルートなどを眺める余裕と時間がありましたね。そして、「昼間っから宴会!」を合言葉に目標も達成でき、なかなか満足の行く谷川でした。下ちゃん有難うございました。この次も明るいうちにビールが飲めるような山行にしたいですね!

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